2009年 06月 09日
創成川イーストの夜 |
前々から気になっていた酒場がありまして、
やっと念願叶い、昨夜初めての訪問。
この界隈は「創成川イースト」と最近呼ばれています。
碁盤の目にように規則正しく展開する、札幌の地理。
この創成川を境に、東西の「丁目」が分かれます。
創成川イーストは、文字通り創成川の東サイドでして、西の賑わいに比べて
やや寂れた、ひっそり感を味わえます、まさに僕好み。
その創成川イーストを代表する、創業70年の大衆酒場、
「第三モッキリセンター」。
素晴らしき昭和の薫り、まさにタイムスリップ。
その佇まいと、店内の雑踏。
常連客と店員が繰り広げるやり取りは、まさに人情そのもの。
上っ面の愛想など決して振りまく事のない、ニコリともしない女将さんですが、
客の問いかけに対し敏感に耳を傾け、実に暖かい対応をしておられました。
そして、値段。
酒類は一杯¥200~¥400。
料理も一品¥150~¥500。
はっきり言って市場の半値以下でしょう。
にもかかわらず、酒はコップから溢れんばかり並々と注ぎ、こちらはコップを置いたまま
口を「チュー」と尖がらせて飲まないと間違いなくこぼれます、素晴らしいサービス。
料理はこれまた、この値段なのにケチケチせずタップリ。
そしてじつに美味。一品一品、間然する所のないきちんとした仕事ぶりです。
昨夜は、生ジョッキ、日本酒熱燗・冷・にごり酒、焼酎ボトル・・・
料理は・・・串かつ、鶏唐揚げ、ポテトフライ、厚揚げ、卵焼き、餃子、キムチ、お新香、鰊の切り込み、
塩辛、枝豆、ハムエッグス・・・その他まだあったはず・・・。
周りの客が呆れる程、腹一杯酒食し、一人¥3100。
まさに、衝撃的「創成川イースト」の世界でした。
by u5sapporo
| 2009-06-09 22:24